2016年05月01日
骨密度とカルシウム
突然ですが、以前に骨密度測定に行った時のことを思い出したので、骨密度とカルシウムについて書いておこうと思います。
骨密度は身体の場所によって違うのをご存知ですか?
橈骨(前腕の親指側にある長骨)は腰などの骨に比べ、骨密度が低いのです。
今は整形外科に行けば、骨密度は簡単に測定してもらえます。
病院によって、橈骨で行う場合や踵(かかと)で行う場合がありますが、場合によっては腰骨なども測定します。
そして、橈骨などで骨密度が低くても、腰骨で低くなければ「大丈夫です」と言われます。
しかし、大丈夫という言葉は鵜呑みにしない方がいいでしょう。
骨というのは、大雑把にいうとカルシウム、リン、マグネシウムで出来ていますが、その大部分を占めるカルシウムは骨の中を移動するのです。
人間の身体は本当に素晴らしく出来ていて、カバーする力が凄いのです。
食事から摂取するカルシウムが足りないと、重要な骨の部分にカルシウムが移動します。骨盤や背骨、腰骨などは身体を支える重要な骨なので、ここがカルシウム不足になっては大変ですから、カルシウムが集まって来ます。
だから、腰骨で大丈夫でも橈骨や踵(かかと)で骨密度が低ければ、カルシウム不足は深刻ということです。
そして、カルシウム不足はカルシウムを補填するだけでは逆効果なのです。
カルシウムはマグネシウムとのバランスが摂れている事が必須です。
カルシウム2に対してマグネシウム1の割合で摂らなければいけません。
カルシウム強化などの食品を摂ると、それだけマグネシウムの不足を招きます。
マグネシウムはカルシウムが骨細胞に入る時の調整をしていますから、マグネシウムが不足するとカルシウムは骨に入れないということになります。
また、カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。
そして、骨の強度を高める為のコラーゲン合成にはVCが必要です。
骨を作る骨芽細胞にはVA、亜鉛も必要です。
栄養素は連携プレーです。一つの栄養素だけを摂れば良いわけではないことを十分念頭に置かなければいけません。
ちなみに、カルシウムを骨から溶け出させてしまう一番の原因は糖です。
糖が多いと血糖値が上がりますが、血糖値が上がっている間は血液のphが酸性に傾くため、その調整をカルシウムが行います。カルシウムが骨から出て調整をするのです。
甘いものの食べ過ぎは肥満、糖尿、動脈硬化(脳卒中、心筋梗塞)だけでなく、骨粗鬆症の原因にもなります。
甘いモノの誘惑にはついつい釣られてしまいますが、大きな代償となるので、十分ご注意ください。
ちなみに、自分のことを書いておくと、
私は40代の頃は骨密度はやや低めでした。
ですが、50代になってみると、40代の頃のまま維持出来ていて、骨密度は今のところ問題ナシでした。
でも、骨密度の基準が、同世代との比較によって出されているので、あまり安心は出来ないと思っています。
とにかく、もうこの年代になると骨芽細胞(骨を作る細胞)の働きが衰えるとともに、破骨細胞(骨を壊す)の働きに歯止めがかからなくなるので、必死でカルシウム、マグネシウム、VC、VD、VAなどバランス良く摂って、甘いものを食べ過ぎないようにしないと、この先大変な事になってしまいます
健康でいる事が何よりの宝ですからね〜
病気になんてなっている場合じゃありません!
なのに、この国はなんと成人の3人に1人は何らかの疾患かその予備軍というではありませんか!!!
こんなことで人生終わって良いわけないです!
是非とも予防して、やりたい事をやり、行きたい所へ行き・・楽しく過ごして参りましょう〜〜
マグネシウムとカルシウムについての関連記事はこちら
細胞レベルでの栄養素の働きを学ぶ分子栄養学の各種セミナーを行っています→BMS Harmony講座案内
骨密度は身体の場所によって違うのをご存知ですか?
橈骨(前腕の親指側にある長骨)は腰などの骨に比べ、骨密度が低いのです。
今は整形外科に行けば、骨密度は簡単に測定してもらえます。
病院によって、橈骨で行う場合や踵(かかと)で行う場合がありますが、場合によっては腰骨なども測定します。
そして、橈骨などで骨密度が低くても、腰骨で低くなければ「大丈夫です」と言われます。
しかし、大丈夫という言葉は鵜呑みにしない方がいいでしょう。
骨というのは、大雑把にいうとカルシウム、リン、マグネシウムで出来ていますが、その大部分を占めるカルシウムは骨の中を移動するのです。
人間の身体は本当に素晴らしく出来ていて、カバーする力が凄いのです。
食事から摂取するカルシウムが足りないと、重要な骨の部分にカルシウムが移動します。骨盤や背骨、腰骨などは身体を支える重要な骨なので、ここがカルシウム不足になっては大変ですから、カルシウムが集まって来ます。
だから、腰骨で大丈夫でも橈骨や踵(かかと)で骨密度が低ければ、カルシウム不足は深刻ということです。
そして、カルシウム不足はカルシウムを補填するだけでは逆効果なのです。
カルシウムはマグネシウムとのバランスが摂れている事が必須です。
カルシウム2に対してマグネシウム1の割合で摂らなければいけません。
カルシウム強化などの食品を摂ると、それだけマグネシウムの不足を招きます。
マグネシウムはカルシウムが骨細胞に入る時の調整をしていますから、マグネシウムが不足するとカルシウムは骨に入れないということになります。
また、カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。
そして、骨の強度を高める為のコラーゲン合成にはVCが必要です。
骨を作る骨芽細胞にはVA、亜鉛も必要です。
栄養素は連携プレーです。一つの栄養素だけを摂れば良いわけではないことを十分念頭に置かなければいけません。
ちなみに、カルシウムを骨から溶け出させてしまう一番の原因は糖です。
糖が多いと血糖値が上がりますが、血糖値が上がっている間は血液のphが酸性に傾くため、その調整をカルシウムが行います。カルシウムが骨から出て調整をするのです。
甘いものの食べ過ぎは肥満、糖尿、動脈硬化(脳卒中、心筋梗塞)だけでなく、骨粗鬆症の原因にもなります。
甘いモノの誘惑にはついつい釣られてしまいますが、大きな代償となるので、十分ご注意ください。
ちなみに、自分のことを書いておくと、
私は40代の頃は骨密度はやや低めでした。
ですが、50代になってみると、40代の頃のまま維持出来ていて、骨密度は今のところ問題ナシでした。
でも、骨密度の基準が、同世代との比較によって出されているので、あまり安心は出来ないと思っています。
とにかく、もうこの年代になると骨芽細胞(骨を作る細胞)の働きが衰えるとともに、破骨細胞(骨を壊す)の働きに歯止めがかからなくなるので、必死でカルシウム、マグネシウム、VC、VD、VAなどバランス良く摂って、甘いものを食べ過ぎないようにしないと、この先大変な事になってしまいます
健康でいる事が何よりの宝ですからね〜
病気になんてなっている場合じゃありません!
なのに、この国はなんと成人の3人に1人は何らかの疾患かその予備軍というではありませんか!!!
こんなことで人生終わって良いわけないです!
是非とも予防して、やりたい事をやり、行きたい所へ行き・・楽しく過ごして参りましょう〜〜
マグネシウムとカルシウムについての関連記事はこちら
細胞レベルでの栄養素の働きを学ぶ分子栄養学の各種セミナーを行っています→BMS Harmony講座案内
Posted by ATHENA at 01:44│Comments(0)
│骨密度とカルシウム